カナダ旅行記


半日ハイキング



ハイキング!この魅惑的な響き・・・らんららんららん(^-^)。きれいな景色を見ながら爽やかな風に吹かれて歩くのね〜♪

朝、クリスさんが迎えに来てくれた。今日は3人だけである。車に乗ると、ミネラルウォーターを1本ずつ持たされた。グラシーレイクス(直訳すると"氷河湖")というお山に行くそうだ。



山に着き、駐車場に車を止め、ハイキング道になっているコースを歩き始めた。わぁいハイキングだー(^0^)!・・あらら?お向かいから来る人が杖を持っている。そんなもんいらないだろう。ハイキングだもんねー(^0^)!!!

・・・もももはハイキングをなめていた。しばらく歩いていると、勾配が非常にきつくなっていった。木が生い茂る中のコースを進んで行くので日陰になってはいるが、汗がダラダラ流れてくる。そして、足があがらなくなってしまった。息も絶え絶え。こんなに苦しい思いをするのは中学校の部活(8ヶ月くらいバレー部だったのよぉん・・)以来だ。

常日頃から、「あたしゃ歩くのは苦じゃないよ」といろいろなところで豪語しているのだが、これは苦しいわ。苦じゃないのは、平らなところだけの話だったらしい。ハイキングだから平気だと思ったのに・・っていうかさー、これは自分の思うところのハイキングじゃない!登山よ、登山!!!!立派な登山だよぉ(T0T)!!!どこがハイキングなのよぉぉぉ!!!やたら段差の大きい階段(一応、石や岩や木で階段が作られているのよ!)が見えたときには「まだあるー?!o(T0T)o」と叫んでしまったよ。

T嬢はどんどん登っていってしまい、見えなくなってしまった。クリスさんがもももの後ろで「あと少しですよ」と言っているのだが、登山の「あと少し」と、出前の「今出ました」ほど信用できないものはない。ぜーぜーはーはー息を切らしながら階段をよじ登り、やっと休憩できるところまで登った。

結構登ったのね・・

足元を細い滝が流れ、山の中腹あたりと思しく、周りの山々が見渡せる。いい景色じゃん。ちょっとだけ疲れがとれる思いだが、立て札の説明を読む気にもなれない。水をゴクゴク飲んだ。そうか、このために持たせてくれたのね。




しばしの休憩後、再び登り始めたのだが、T嬢はズンズンズンズン行ってしまう。ナニモノ?!なんでこんなに元気なの?もももは、相変わらずモタモタデレデレぜーぜーはーはーで、「おんぶしてあげようか?」とクリスさんにからかわれるままに反撃する余裕もなく、ひたすら大汗かきながらほとんど這うように登っていた。もうT嬢は完全に見えなくなってしまった。

そして・・・とーってもきれいな池にたどり着いたのだ!

こういうのはなかなか見られないよね。

氷河から流れ出た、青くて透明な水が幻想的だわぁぁぁぁ。この写真は帰りに反対側から撮ったものだけど(つーことは帰りも無事だったってことね・・ ^^; )、底がこんなにはっきりと見えるの!行きは、写真奥の、木がたくさん生えている方のベンチに座って見ていたんだけど、こんな池には思わずひきこまれちゃいそうだねぇ・・・


よっしゃー!ここで終わりかぁ?!と思ったらまだ上があるのだ!ちょっと先の方にある、垂直にそびえる崖ではロッククライミングの練習をしている人たちがいて、そのすぐそばの斜面(岩がごろごろあってめちゃきつい)を足場を探しながら、這いつくばって砂に足を取られながらも最後の力を振り絞って、ほとんど死にそうになりながら登った。(ロッククライマーたちには、もももは150歳くらいに見えただろうなぁ・・)



ついに頂上に立ったぜ!ここではきれいな湖が登山者を待ってくれていたのだ!

かなり急勾配でしょ? これが頂上からの写真。登山の経験はほとんどないから
よく分からないけど、ここは小さな石ころやざらざらの砂ばっかり。
滑っちゃうよ。トレッキングシューズでよかったかもしれない。
この湖を見たら、ほんとに感動した。
気持ちのうえでは、疲れは吹っ飛んでいた。
ここまで登ったから見られた湖ね


足がぁぁぁぁっ(><)!!!!無駄に太い足が疲れたよぉぉぉ(><)!!もう動けないよぉぉぉ(T0T)!

クリスさんはレスリングで鍛えているそうな。そりゃキミは元気だろう!でもT嬢もピンピンしてるんだけど・・一体アタシのこのくたばり具合はなんなのかしら????



帰りは、さっき登ってきた(這ってきた)岩ゴロゴロ砂ザラザラの道をすべって転んで、池のところまで降りてきた。またあの道を下るのか(T-T)・・・マジでおぶってってもらおうかしら???なんて漠然と考えていたら、帰りは別コースであった。

絶対キツイって・・

結構きつそうでしょ?もう頭にきて、思わず振り返って写真撮ったんだけど、こんな道あたしゃ耐えられないよ〜。
ちなみに、右側の垂直な壁で、ロッククライミングをしていたのだ。んなことするヤツがこの世にいるなんて(^_^;)・・・


んなワケで、スキーの初心者用迂回コースのような道を、べらべらしゃべりながら下山していった。あまりにもももが体力なかったので急遽変更したのだろうか??始めからこっちのコースにしてくれればよかったのにぃ(^.^)。これぞももものイメージするところのハイキングだよ(^0^)。道の両側は森で、いろいろな植物が咲いている。写真にカーソルを当てると説明が出るよん。

ワイルドローズ。アルバータ州の州花よ。 インディアン・ペイントブラシよん。 ウッド・レディ。ユリに似てるけど、よく見ると全然違う。


他にも小さい花がたくさん咲いていて、その都度クリスさんに「これはなぁに?あれはなぁに?」と聞きまくり、植物ガイドと首っ引きにさせたもももであった。(リベンジしてやったぜい!)でもまったく頭に入らなかったのであった(^_^;)\。



駐車場に戻ってきた。木のテーブルと椅子があり、そこでお昼。サンドイッチである。

わぁぁぁぁん(T0T)!!チーズが挟まってるぅぅぅぅ(>_<)!!!申し訳ないけどチーズだけ抜き取ったら、T嬢が「ハイハイ(-_-)」と引き受けてくれた。クリスさんに不思議がられてしまった。

もももは食べるのがイジョーに遅い。2人がとっくに食べ終わっても、まだ1人でサンドイッチにかぶりついているのであった。

まったく、体力はないし、つまらんことで質問攻めにするし、好き嫌いは激しいし、食うのは遅いし、我ながらホントにイヤな客だよ。自分がガイドだったらこんな客とっくに山から蹴り落としてたところだよ(^_^;)・・。

ちなみに、ここにも、前日に見たのと同じ鳥がいてサンドイッチを狙っていた。実際に食べ物を取られる人もよくいるそうだ。日本だとサルみたいなもんだ(^_^;)。

そんなこんなで、なんとか無事にホテルまで帰ってきて、この後は怒涛のお土産ショッピング。

これはまた別のコーナーにて。

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