夏の中国で干からびる〜・・

4日目・天壇公園



ここへは是非行ってみたいと思っていた。群ようこさんのエッセイの中で、この公園のことが書かれていて、なんだか面白そうだったから。ミーハーなももも(^_^*)。そもそも、ここは皇帝が五穀豊穣を祈願する場所であり、現存する”中国最大の祭祀建造物”なのだそうだ。最大・・・イヤな予感(^^;)・・・。

ガイドブックを見ると、とっても遠そう。地下鉄の路線が少ないので、天壇公園の近くまでは通っていない。前日の夕食で行った『前門』で下車して延々と歩くしかないのだ。体調がすぐれないT嬢が心配だが、歩きましょう!



前門の商店街(?)を通りぬけ、左に曲がる。大きな通りだが、通り沿いの建物は結構強烈である。ここは、完璧に”庶民の町”のようだ。故宮の横っちょに建っていたような感じの建物がたくさん。自転車やさん、安宿、取り壊して爆撃後のような状態になった空き地、公衆トイレのニオイが鼻を突く。おまけに暑い(T-T)!!むわぁぁぁっと歩道から熱気が上ってくる。車道からはホコリ。空からは太陽。無言になってしまうわ(^_^;)・・・・。

時々、T嬢を振り返りつつ、20分くらいひたすら歩いていくと、やっとそれらしき門に着いた。もうくたくた(T-T)。とりあえずチケットを買う。何種類かあるうちの一番安いのにしようと思ったのだが、オバチャンが「これしか売れないのっ!つべこべ言わずにこれを買え!!」という感じで怖い(T-T)ので、35元の、全部見られるチケットを買った。高いのねん・・・。意地でも全部見てやる〜!元とってやる〜!!!

ワタシたちが入ったのは北門。地図で見ると、故宮など比較にならないくらい広い。北京に着てからというもの、歩いてばっかりでウンザリしている2人、「見よう」というよりも「早く見終わろう(^^;)」という気持ちだったと思う。

ちょっと面白い
最初に見たのはコレ。
”祈念殿”というそうだ。
丸い瑠璃瓦で、釘を一本も
使っていないそうだ。
梁も使っていないそうだ。
28本の柱だけで支えているそう。


・・・で、ここもそうだったのだが、息苦しいのよ〜(T-T)!中を見ようと人々がむぎゅぅっと通勤ラッシュ状態で、汗くさくて、酸欠の金魚みたい・・。

うがぁ!
辛うじて撮った写真。
故宮などの建物の内部もこんな感じ。
立派な柱や天井があって。
暗くなってしまってよく分からないなぁ。


北門から入ったので、まっすぐ南門に向かって歩いていけば、見所は全部(といっても3つだが)見られる。で、左右に東西の門がある。さすがに広いので(273万平方メートルなんですって〜ToT)、ベンチが置いてあるのだ。

はぁ〜気持ちいい
お水を買ったのだ。
ミネラルウォーターではなくて
蒸留水みたい。5元もしやがる。
でもこの際なんでもいいっ!


再び歩いていくと、位牌を安置する”皇窮宇”という建物が。その周りを取り囲む”回音壁”という壁があり、これはレンガの継ぎ目を滑らか〜にして、音がよく反射するようになっているのだそうだ。壁に耳を当てて、声を出したり手を叩いたりして反響を確かめている人がたくさんいた。ももも、ダレダレでやる気ナシ(^_^;)。写真もナシ(^◇^;)←ばきっ!

無理やり空元気で更に歩いていくと、”圜丘(かんきゅう)”という3層の壇場があった。3層の上から、天上界、人間界、地獄界をあらわす大理石で構成されていて、最上段の中心部に円形の石があり、皇帝が天に話しかけて祈りをささげる場所だったそうだ。

実はへろへろだった
ここでも、やはり円形の欄干に音が反響し
こだまが返ってくるので、
青空と話しているようであったらしい。
子供たちがワイワイやっていた。
欄干のほんの一部だけでごめんなさい。




これで、見るべきものは見てしまったのだが、こうやって書くと、随分アッサリ終わっちゃったもんだなぁって思うでしょ?でしょ?でしょ?違うのよぉ(^o^)!

以下の4枚の写真!!自分の周囲を撮ったものなのよぉん(^0^)。

周囲その1 周囲その2
周囲その3 周囲その4


全部同じ場所から撮ったものなのだ。いかに広いか、いかに歩き疲れたか、少しはお分かりいただけたのではないかと・・・。帰国後に、北京へ行ったことのある人と話していて「まったく天壇公園は広くてさぁ!」という話しでひとしきり盛りあがったくらい、ほんっとに広いのだ!

半日、歩きに歩いて足は棒になってしまい、体力が急速に落ちていったので、帰りはタクシーに乗った。南門にウヨウヨとタクシーがいるので、おっちゃんと値段の交渉をして(必殺、筆談^^;)40元を30元に値切り(それでも高いぞ!)、ホテルまで帰って来た。

部屋で、しばらく動けなかった。

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