プラハ・ウィーン旅行記

一生忘れぬ珍道中(^_^;)
チューリッヒまで

さて、すっかり覚悟を決めたももも、飛行機に乗り込んだ。2列－4列－2列で、私の席はビジネスクラスのすぐ後ろであった。正面の壁面には小さなテレビ。ポケットは極小で、カメラも飲み物も入らないのであった(T0T)。

隣には見知らぬ男性。本来ならＴ嬢と並んで座って楽しくおしゃべりしているはずである。とても寂しい。窓からは翼しか見えない。窓側なのに景色を楽しむこともままならない。ますます寂しい・・・(T-T)。

フライト時間は12時間8分。いきなり1人になってしまって、おバカなことにガイドブックも上の棚に入れてしまったため、本当にやることがない。喉が渇いた。腹減った・・・(-_-)。

飲み物はりんごジュース。隣の男性は、自分より3～4歳くらい年下のようだ。ひたすらアルコールを摂取している。なんだか危ないなぁ。いきなり酔っ払って暴れだしたらどうしよう・・・。

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待ちわびた昼食である。
チキンかトマトソースのパスタが選べる。
パスタはチーズの危険があるので、チキンにする。
機内食は、”ミクニプロデュース”らしい。

エコノミーであっても、”いかにも機内食”という感じの見た目ではなく、白い食器に盛り付けられている。ピラフみたいなご飯の上に、緑色のホワイトソースみたいなのがかかっている。不思議な味だ。ス～ッとするので、たぶんミントであろう。サラダはイタリアンドレッシングがついている。まぁまぁであった。

お隣さんは、相変わらずアルコールを摂取し続けている。自分のバッグからウィスキー（？）の小瓶まで取り出した。ほんっとによく飲むわ。そして、新しく買ったであろうデジカメを取り出してみたり、アイマスクをしてうたた寝したりしている。出張なのか旅行なのかよく分からないが、まぁ私よりは一人旅に慣れているのであろう。非常にマイペースな様子であった。

「ご旅行ですか？」と声をかけてきたので、Ｔ嬢のことはなるべく避けながら「やむを得ず1人で(^_^;)・・・」と答えた。お隣さんは社会人で東欧一人旅だそうだ。そして、チェコが大好きで、私には聞いたことのない都市に行くそうである。何度も行っているらしく、「チェコではあれもこれもいいですよぉ！あそこもここも是非見ておきたいですよ！」と、いろいろ教えてくれた。情報収集できてラッキー(^o^)♪

そして、やたらお酒を飲んでいるのは、「寝るため」だそうだ。（聞いてみたヤツ^◇^;）行き先が同じということで、この人の後ろからチョロチョロとくっついていけば、乗り継ぎもできるであろう。

トイレに行った。化粧品まで上の棚に入れてしまった。バカだ(T-T)。鏡には、生活に疲れてやつれ果てた不健康なオバちゃんが写っている。なんか寂しい(T-T)・・・。

ところで、座席にはパーソナルテレビがついている。横に格納されているのだが、これがどーしても引き出せないのよっ！！！！入っているのは見えるのだ。お隣さんが引き出したのをチラッと見ていたので、これがテレビだということは分かっている。周りの皆さんが寝静まった頃、密かにもももは戦っていた。どうやってもテレビは出てこなかった。仕方がないので、リモコンを引き出し、ひたすらラジオを聴いていた。情けない(T-T)・・・。

機内の座席は、ベージュ地に黒のステッチ。毛布は逆の色あいで、それぞれチェック模様である。なかなか落ち着いた、大人の雰囲気のコーディネートである。アメニティグッズはない。（くっそ～！キャセイだったら靴下などがあると思うのだが・・今はないのかな？）悔しいから、機内食のスプーン、フォーク、ナイフを失敬した。（後で思ったのだが、フォークやナイフって危ないよね・・。プラスチックのちゃっちいのじゃないし、凶器になり得るものを失敬したのは大胆不敵だったかも・・・^_^;）

窓も閉まり、消灯モードになった。日頃の睡眠不足を少し補う。たまたま目が覚めたところ、おやつの時間であった(^-^)。

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”森永チョコモナカ”であった。
Ｔ嬢がいれば半分ずっこするのにな～。
がんばって1人で食べ、お水で口直し。

でも喉が渇いてたまらない。痛くなってきてしまった。12時間はさすがに長いわ。そのうち、おにぎりが配られた。でも、お腹いっぱいだったので今度はもらわなかった。飽きた・・・。

到着2時間30分くらい前に電気がつき、おしぼりが配られた。窓を開けてみると、”うろこ雲”のようなものしか見えない。モスクワあたりにいるらしい。

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軽食が出てきた。
ミックスベジタブルのマヨネーズあえ、
でっかいチーズ(T-T)。キットカット。
カレー味のデニッシュなど。

チーズ以外はペロリと平らげる(^-^)。食後にスイスエアーのチョコをもらった。

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