益子日帰り陶芸三昧

Bちゃんについて



まず、Bちゃんとはどういう人なのかをみなさんにご紹介しよう。

千葉県では、公立高校の合格発表の翌日、千葉日報というローカル新聞がよく売れる。各高校の全合格者の氏名が掲載されるのだ。やっぱりみんな記念に買うよね。千葉日報はこの日の売上だけでもっているのではなかろうか?というもっぱらのウワサである。

ご多分にもれず我が家も買い、自分の高校の合格者氏名を見ていた(昔の知り合いがいないか探していた)のだが、そこに、Bちゃんの氏名が飛びこんできた。別に知り合いでもなんでもない。ただ、苗字が珍しかったのである。そしてその名前は、もももに多大なインパクトをもたらし、入学前に、顔も知らない「Bさん」と同じクラスになる、という夢まで見させたのだった。



「どんな人なんだろう」とワクワクしながら入学式を迎え、クラス分けの掲示板を見たところ、なぁぁぁんと!同じクラスなのよぉぉ(^◇^)!それも、出席番号が前後なのぉぉぉ!正夢だったのだ!

入学式の最中は、もももは、もう一人の連番の子(この子は、もももと苗字が同じだった)と仲良くなり、Bちゃんは「まぁ。この子たちしゃべっててお友達どうしかしら?」と思っていたそうだ。ゾロゾロと教室に行き、Bちゃんとは席が前後だったが、この時はまだしゃべらなかった。

そして、帰り。保護者会に出ている母親を待っていたとき、「お母さん待ってるのぉ?」と声をかけてきたのが、Bちゃんだった。住んでいるところや出身中学の話をしているうちに、Bちゃんのお母さんが戻ってきた。Bちゃんママは「いつまでたっても話が終わらないから途中で抜けてきちゃったわ!」と言って、スリッパをしまっていたのだが、そのスリッパは緑色であった。明るい、カエルさんのような、いわゆる緑色。便所のスリッパのような緑色であった。スリッパだけでなく、レインコートも折り畳み傘も、同じ色であった。「おぉぉぉぉぉ!ミドリ色だぁぁっ!(@o@)」目を奪われた。Bちゃんママ、いかすわぁぁ(^◇^)!!Bちゃん親子が帰ってしばらくして、保護者会に最後までいたうちの母親も戻ってきたのだが、緑のスリッパ、緑のレインコート、緑の傘について母親に話したのは言うまでもない。



Bちゃんとは、同じオフコースファンということで、急速に仲良くなっていったのだが、いろいろおもしろいことをやってくれる人である。雑巾を持ってくるようにという連絡があると、学校にタオルとお裁縫セットを持ってきて縫っていたこともあった。また、2年のときに、休み時間に「もももちゃ〜ん、短パン(うちの学校はブルマじゃなかった)貸して〜(T0T)」と泣きついてきて、トイレでもももの短パンを脱がせ、脱ぎたてホヤホヤの生温かい短パンを履いて体育の授業に行ったこともあった(^_^;)。

Bちゃんママもおもしろいところがあって、コンクールの打ち上げの日にうちに電話をしてきて、両方の娘がまだ帰っていないと分かると、Bちゃんママが「もう寝なきゃならないんですけどねぇ」とぼやいていたそうである。うちの母親はビックリしたそうで、未だに我が家ではBちゃんママの名台詞として語り継がれている。



Bちゃんとは、同じ吹奏楽部でパートも同じ。もももがテナーサックス。Bちゃんがアルトサックス。クラスは1年と3年で同じ。ともに理数系の科目が大の苦手。どういうわけか朝練に遅刻してくる日も大体同じ。受験した大学もほとんど同じ。髪の毛がやたら多くてポニーテールやおさげをするときに苦労するのも同じ。本人以上にもももの性格を知り尽くしている。その後の人生はまったく違うものの、「コイツなしに私の高校生活は語れない!」というほど大きな存在である。


次に行くよ〜ん

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