益子日帰り陶芸三昧

さぁ買い物だ!



Bちゃんに忠告しておいたことがある。それは、見ただけで買うな!ということである。必ず手に持ってみて、しっくり馴染むのを買わないと後悔してしまう。ほんとに一流の陶芸家の作品は、陶器市なんてやらなくても売れるんだから、こういうところに出品する作品の中には、見かけだけよくて使い勝手が悪いものも多いから気をつけるんだよっ!と、いつか陶芸教室の先生が言っていた言葉をパクリ、通ぶってしまった(^_^;)。

15:30にろくろを終えて、若干の雨が降る中、陶器店のある通りに戻ってきた。若手作家、有望作家の方の共販センターをウロウロし、まだ行っていない店に行こうとしたとき、激しい雨が降ってきた。

広場に出店している業者は、テントやビニールシートで即席の屋根を作っていたのだが、これがまた天井が低いのだ。腰をかがめて移動し、あれもいいこれもいいと品定めしていた。

Bちゃんは、お母さんに「花器を買ってきて」と頼まれているそうで、目を皿のようにして物色していた。そして、シンプルでちょっと武骨な感じの、背の高い花器を購入。



Bちゃんともももでは、好みが違う。もももは、伝統を踏まえた益子も好きだが、どちらかといえば斬新な、益子らしからぬ「キレイ系」が好き。Bちゃんは、厚ぼったいシンプルで伝統的な「シブイ系」が好きらしい。

あるお店で、かわいい湯のみがあったのでもももが購入。800円くらいのだが、普段ならこんな高いの絶対に買わない。普段買うのは100円コーナーである。(^_^;)。(また100円で買った安いのに限って丈夫なんだねぇこれが。落としても割れないんだもん(^◇^)。)

ダラダラと歩き回ったが、時間も押しているので、共販センターへ戻り、好きなのを買おうということになった。


これもいいね(^-^) 右のは、一番最初に買った湯のみ。色は渋いのにかわいいのだ。左は、共販センターで買った、「割り山椒」という形の器。山椒の実が割れた姿を模したものである。3つの深い切りこみの弁があるのが特徴。マメ知識として覚えておくといいよ。

こっちが茶碗よ(^-^) もももは、山田真一さんという作家の、「花シリーズ」に目をつけていた。益子にしては薄い女性的な形で、わりと人気があるらしく、1コーナーできていた(平積みだけどね)。お皿もあったけど、飯碗と湯のみだけ購入。これもやっぱりお高め。 こっちが湯のみよ(^-^)

Bちゃんは棚に陳列されている湯のみを買った。いかにも「陶芸家が作りました!」というような色合いの、でも手にきちんと収まる大きさの、お茶がおいしそうな湯のみである。



またぶらぶら歩き出し、帰りがてら駅の方へ歩いていって店を探していると、「陶庫」という、ギャラリー兼陶器店があった。「そういえばここさっき入ったよね」と言いながら入ると、なぁんと、山田真一さんのカップ&ソーサーが・・・。

こんなんでコーヒー飲みたいわ(^-^;)もうすっかり虜で、「これが私を呼んだのよ!」と言って買ってしまった。約2000円であった。なんだかんだ言いつつ結構な金額になってしまった。これは平積みではなく、2点同じのが並べられていた。ペアで買うものなんだろう。お店の人には申し訳無いが、自分のしか買わないもんね(^_^;)。

隣には、同じ形でヒスイ色のようなきれいな色のものがペアで並んでいた。

Bちゃんは、「これも私を呼んだのよっ!」とばかりに、これまた渋い、茄子の模様の角皿を2枚購入。合計7000円くらいになり、カンペキに予算オーバーだと嘆きつつも嬉しそうだった。



買いたいものはすべて買ったので、18:30頃の電車に乗って帰途についた。ガラガラの真岡鉄道で、電車の中のマナーポスターに出ている悪い例のように、ボックス席で足を乗っけて向かい合って座り、戦利品を見せ合っていた。

「陶庫」で買った品物には、作家のプロフィール(普通の紙だけど)を一緒に包んでくれた。山田真一さんは、40歳台の陶芸家で、益子だけでなくいろいろなところで焼き物修行(?)をし、今は茨城県に窯を持っているんだそう。そんなら笠間へ行っても売ってるのかなぁ?もももは「これはいかにも○○焼きらしい」という作風に固執しているわけではなくて、自分が気に入ればなんでもいいので(^_^;)、今回はとてもいい買い物ができたと思う。

「次は有田に行こうよ(^0^)」と話していたのだが、行くたびに5000円も6000円も7000円も使ってしまって、リュック背負って帰ってくるのかぁ・・んでもって家中が陶器だらけになるのかぁ・・・と思うと、ちょっと先が思いやられたりするのだ。焼き物とは、カネのかかる道楽である。



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