オランダ旅行記


ホテルのエレベーター&階段



ちょっとしたハプニングがあった。

オランダの建物は、間口が狭い。よって、通路や階段も狭い。そして階段は急であるような気がした(狭いからか?)。古い建物が多いせいか、上り下りする時に踏み外さないように注意しないとちょっとコワイ(のはもももがよく階段を踏み外して捻挫をするからか???)。まぁ階段は世界各国「階段」である。そして、エレベーターも世界各国「エレベーター」だが・・・・



こういうエレベーターは初めてだった。

エレベーターは「lift」であった。SAVOY HOTELで、滅多にない経験をしてしまった。

もももの部屋は3階であった。階段で行こうとしたら、「liftがあるよ」とフロントで言われ、指さされた方を見ると、「LIFT」と書かれたドアがあった。そう、「ドア」だった。ドアには窓があった。フロントのお姉さんが、ドアの取っ手を引いたら、ドアが開き、確かにエレベータだった。「?????」と思った瞬間に、他の宿泊客が1人乗ってきたので、もももはその人に続いて乗った。先客が「3」のボタンを押し(同じ階の人だった)、その「部屋だかエレベーターだか分からないエレベーター」は上昇した。不思議だ。窓があるので、上昇しているのが分かる。ヘンな感じ。3階についてエレベータが止まり、先客がドアを開け2人とも降りたのだが、その人はお隣さんだった。カードキーに苦労するもももを見て「開きませんか?」と声をかけてきた。なーんと日本人、しかも男だった。どこかのおばさんかと思っていた。だって長髪だし。細身だし。格好が若いし。(^^;)。そのおじさんは、ももものカードキーで何度かトライしてくれたがダメで、フロントで取り替えてもらうようアドバイスをくれて、自分の部屋に入っていった。ちなみに、おじさんは「世界各国がオレを呼んでるぜ」タイプの一人旅のようだ。

フロントへ下りていくのに、あのヘンなエレベーターは怖いので階段で下りていった。リュックが重く感じて足元がふらついていたのでとても気を使った。フロントのお姉さんと一緒に部屋に戻るときはエレベーターで。「このエレベーターに1人で乗りたくないなぁ」・・・



と思っていたのに、気まぐれを起こし「何事も経験だ!」と、ある時1人で乗ってしまった。

まず、「DOWN」ボタンを押してドアを開け(取っ手を引き)、乗りこみ、ドアを閉め「1階」を押す。・・・・・あら?・・・動かない。もう一度「1階」を押す。・・・・動かない。う〜ん、やっぱり階段で行こう。ドアを押す。・・・・開かない。そう、もももはエレベーターに閉じ込められてしまったのだ!がぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!

うっわぁぁぁぁぁ!!!!!どーしましょぉぉぉぉぉ?!そうだ!非常ベル!!!!!「ALERT」ボタンを押した。ジーッジーッという音がフロアに響き渡った(ような感じ)。誰も出てきてくれない。日本のエレベーターの非常ボタンだと、きっと警備員とか警備会社につながるのだろうが、こんな旧式っぽいエレベーターだとこんなものなんだろう。誰も気づいてくれない。どうしよう???しばらく待って、人が出てきたらバンバン叩こうか?でもみんな出かけちゃったかなぁぁぁ????ベッドメーキングの人でも来ないかなぁぁぁ???もしかして夕方までこのまま???どーしよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!o(T0T)OOOOOOOOO!!!!!気がつくとドアをバンバン叩いていた。



突然、「ガコン」という音がして、ススススーッとエレベーターが下降しはじめた。なんだなんだなんだ?!どーゆーこと?!・・・・・そして、何事もなかったような顔をしてフロントにキーを預け、楽しい一日を過ごすことが出来たのであった。

なんだったんだろう???手順を間違えたのか?エレベーターが怪しいのか?

その日の夕方、部屋に戻るときに「もうエレベーターなんか乗るもんか!」と階段で行こうとしたら、フロントのおじさんに「liftでお行きよ!」と無邪気な笑顔で言われ(^.^;)、また乗ってしまった。今度は無事だった。

あれはなんだったのか?ナゾだ。LANCASTER HOTELのも同じタイプのものだった。そして、以降エレベーターには一度も乗らなかった。



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