アメリカ西海岸旅行記

帰国



閉口してしまうようなことはいろいろあったものの、いざ帰国となると寂しいのだ。

ユ○エと感傷に浸った後に、もももはお財布の中を見てぶったまげてしまった。「ぬおぉぉっ?!カネがない!」

もっとも感傷的だったのは財布の中身だったのだ(T-T)。

大慌てで、荷物を引っ掻き回して小銭やら紙幣やらを探し出し、人に貸したカネ(小額)を取りたてたりして(^_^;)、なんとか空港使用税を払えるようにし、夕食は、ホテルの売店でパンを買って済ませた(^_^;)。

20万も持ってきたのに・・いったい何に消えたんだろう?いい気になって使ってしまった(T-T)。



今考えると、明らかに、お土産の買い過ぎである。友達や親戚へのお土産なんて、小物1つずつで十分なのに、2〜3品ずつ買っていたし、”予備のお土産”と称して同じものを必ず買いだめしていたし・・・あぁ買い物下手だわ・・(T-T)

海よりも深〜〜い自己嫌悪に陥りながら帰国日の朝を迎えた。



飛行機のチケットを、先生が配っていた。シート番号を読み上げながらだったので、みんな友達同士で隣の席になるように並んで取りに行っていた。もももとユ○エの願いはただ一つ。「C子ちゃんと隣になりたくない!」

もももとユ○エが連番のチケットをGETした次の瞬間、どこからともなくものすごい勢いでC子ちゃんが吹っ飛んできて、次の番号のチケットを先生の手から奪い去って行った。あっという間の出来事に、思わず二人で顔を見合わせた。ユ○エは、この世の終わりのような顔をしていた。

最後の最後までC子ちゃんと一緒・・・まっっっっっっっ暗な気持ちで飛行機に乗った。C子ちゃんも、あぁ自分はちょっとハブンチョだなって気がついていて、多分必死な思いでいたんだろうとは思う。
でも・・・でも・・・

4人がけの席で、ユ○エ、ももも、C子ちゃん、そしてSくんが並んだ。ふっふっふ。Sくん、ようこそ〜(^.^)。3人がけの席でなくてよかった・・・。

後ろの席にはB子ちゃんたちがいて、話し相手には困らなかったのだが、時間がたつにつれて、みんな寝始めたり映画を見始めたりしてだんだん無口になっていき、もももとユ○エは再び重苦しい気分になっていった。



突然、胃が「きゅぅぅぅぅぅぅぅぅん」と痛み出した。「ユ○エ・・・おなか痛い・・・(T-T)」と訴えたところ、「え?あたしも・・・(T-T)」・・・ストレスからか、2人同時に胃痛になってしまった。薬を取り出そうにも、暗い機内でシートにうずくまってしまい、動けない。

キャリア浅い系スッチーが通りかかった。「すいません・・・胃薬ください・・・」と頼んだら、「少々お待ちください」と言って通り過ぎて行った。待てど暮らせど薬が来ない。「薬、来ないね・・」「・・うん・・忘れられてるんだね・・」も・・もうダメだ(T-T)。

今度は、キリリ系スッチーが通りかかった。「すいません・・・胃薬ください・・・」と絞り出すように頼んだところ、「ア・・ニホンゴ・・ワカリマセン・・(^.^;)」・・・がぁぁぁぁぁんっ!中国人スッチーだったのだ(@o@)!

とっさに「We have stomachache!(あってるんかいな?)」という言葉が出てきてくれた。スッチーは「Oh,stomachache!All of you?」と聞いてきたので、2人ですがるような目で見上げてコクンと頷いたら、すぐに薬を持ってきてくれた。「太田胃酸」だった。以来、ストレスっぽい胃痛には専ら太田胃酸を服用しているもももである。

薬を飲んで少し落ち着き、ヨロヨロとトイレに立った。鏡を見ると、顔が真っ青で、目はうつろ、赤い口紅が不気味に浮き上がっていて、ホラー映画のようであった。作り物でないだけに、ジェイソンよりもコワイ。この顔でお化け屋敷でバイトでもしたら、この夏一番の恐怖スポットだわい(^_^;)。

トイレから出たら、並んでいた人(知らない人)に「・・だっ大丈夫ですかっ?!」と心配されてしまった。吐いたと思われたようだった。



だいぶ元気になって、C子ちゃんを軽く受け流し、Sくんともしゃべっているうちに、飛行機は素晴らしい青空の中を飛んでいた。Kくんが「ユ○エちゃんともももちゃん、2人で写真とってあげようか?」と言ってくれたので、喜んで席をたって写真をとってもらった。

私たちの薬をすっかり忘れていたキャリア浅い系スッチーが謝りに来た。もう治っていたので許してあげた。やさしい私たち・・(^。^*)



そんなこんなで、どうにか無事に成田に帰ってきたのであった。あぁやっと解放されるぜ(T-T)。降りるときに中国人スッチーにお礼を言い、到着ロビーで、みんなと「感動のお別れ」をした。

そして、迎えに来ていた親と一緒に駐車場へ向かっている途中で気づいた。・・・あれ?荷物が足らない・・・・あぁぁぁぁぁっ?!リュックがなぁぁぁぁい(@0@)!!!

そういえば、ヨシ○ちゃんに「ちょっとの間持っててくれる?」って預けたまんまだった。慌てて戻るとみんなまだいて、ヨシ○ちゃんはももものリュックを背負っておしゃべりに花を咲かせていた(^_^;)。はぁ〜・・お間抜けだわ。

「感動のお別れ」の直後にまた会うのって、興ざめよねぇぇぇ。「あれぇ、もももちゃんどーしたのぉ?」って、みんな唖然としてたもん。

次に行くよ〜ん

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